孔子様を祀る孔子廟ばの
多久4代領主多久茂文公は
住民の教育のため
1699年 学問所(後の東原庠舎:とうげんしょうしゃ)を建て
『敬』の心を育むため
1708年 多久聖廟を立てたげな
現存する孔子廟のなかで 栃木県の足利学校、岡山県の閑谷学校に
次いで歴史のある 建物ばんも
孔子を祀った堂としては 多久は最も壮麗ちいわれとる
毎年2回(4月と10月) 伝統行事の
『釈菜(せきさい)』があって
その時しか見れん 孔子と4人の弟子の青銅像も
今なら 毎週土曜日に見れるばんも
行ってみらんかんも
広々した駐車場を上って行く |
多久茂文公は 佐賀藩2代藩主 鍋島光茂の三男として生まれた |
緑豊かな静寂のなかに建つ 聖廟 |
右から読む 孔子の弟子の語 孔子の徳の高さを表している (決してお宮の鳥居とは違うが小石を投げる人がいるようだ) |
正面の鬼のようなものが『とうてつ』・・・人の悪い心を食べる とうてつの上には『鳳凰』・・・鳥類の長とされ幸せをよぶ鳥 その上には『宝珠』・・・願いをかなえる 柱の左右にはあ・うんの『龍』・・・皇帝を守る 龍の横にはあ・うんの『象』・・・神の使い 左右の龍の上の『鯉』・・・滝を登り龍になると言われる縁起の良い魚 |
柏の木の彫刻 柏の葉は新芽が出ないと古い葉が落ちない 家系が絶えない(子孫繁栄)という縁起もの |
多久の友好都市中華人民共和国山東省曲阜から贈られた 曲阜産の青石に彫られている孔子像は 曲阜を向いて建てられている 孔子は社会には『礼』と呼ぶ秩序が必要であり 人を思いやる『仁』と呼ぶ心が大事だと説いおられる。 人への『思いやり』嘘をつかない『信義』など 人として最も大切だと思われる人間学の基礎(道徳)を 身に付けることだ。 |
若いお兄さんがガイドしてくれた |
ギネスにも認定されている 世界一長い家系図は 孔子の一族 |
1592年 豊臣秀吉の朝鮮出兵の時 鍋島直茂が連れてきた陶工の李参平は はじめ多久に住み 白磁石を求めて有田へ行き そこで日本の白磁器を焼いた これが有田焼の発祥 |
売店の孔子像 |
本物は撮影不可のため ここでパチリ |
パンフレットは立派 |
売店に飾ってある孔子像の写真 この2本の柱を動かせないと 孔子像は取り出せない 3人の人だけが これを外すことを代々伝えている それは誰なのか誰も知らないらしい |
晴天も黄砂でぼんやり |
早春の香りが漂ってくる |
駐車場にはあちこちに梅の木が |
聖廟を出た道路わきに建つ |
猫がぞろぞろ出てきた のんびりした時を感じる |
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